多嚢胞性卵巣症候群の人の妊活にはママオメガ
当サイトでイチオシの葉酸サプリは、プレミンとmitete葉酸サプリです。
多嚢胞性卵巣症候群の人がオメガ-3を飲むと、生理不順などがよくなることがあるという論文をこちらでご紹介しました。
葉酸にプラスしてオメガ-3を飲むことができるサプリとして、ママオメガがあります。
今のところあまりメジャーな葉酸サプリではないので、あまり情報がありません。
どんな葉酸サプリなのか産婦人科医が解説します。
ママオメガの特徴
ママオメガの葉酸は
葉酸サプリなので、もちろん葉酸が入っています。モノグルタミン酸型葉酸が0.48mgです。
多くの葉酸サプリの葉酸の量は0.4mgです。厚生労働省が神経管閉鎖障害の予防のために、食事に追加してサプリとして0.4mgの葉酸を取ることを勧めているからです。
ママオメガは葉酸が多めに入っています。これはママオメガのメリットだと思います。
厚生労働省は、葉酸サプリは1日あたり1mgを超えないようにと通知していますが、二分脊椎などの神経管閉鎖障害の子供を妊娠したことがある人には、次の妊娠の時に予防のために1日あたり5mgの葉酸の処方薬が使われています。実際には5mg飲んでもほとんど問題ないと考えられます。
0.08mg多いのがどのくらいメリットになるかはわかりませんが、 葉酸は副作用がほとんどないと考えられるので、多めに入っている方がいいと考えます。
オメガ-3
厚生労働省が2015年に発表したオメガ-3の摂取基準量は、18~49歳の女性で1日1.6gです。
妊婦は1日1.8gになっていて、妊娠してない時より200mg多く取ることを勧めています。
ママオメガにはオメガ-3が516mg入っています。
ママメガのオメガ-3はオーガニック&植物由来だそうです。植物由来のオメガ-3は「αリノレン酸」です。αリノレン酸は体内で魚油に含まれるオメガ-3であるEPAやDHAに変換されます。αリノレン酸を飲めばEPAやDHAも補給されるということです。
αリノレン酸が体内でどのくらいEPAやDHAに変換されるのかは、はっきりわかっていませんが、10%くらいがEPAに変換されるようです。
亜麻仁油から抽出したオメガ-3を1日1000mg取ると、多嚢胞性卵巣症候群の糖尿病予備群の体質が改善して、コレステロール・中性脂肪が低くなったという論文があります。
ママオメガは亜麻仁油・オーガニックグリーンナッツオイル・チアシードオイルから「ゴールドプレス抽出」でオメガ-3を取り出しています。なんかコーヒーみたいですよね。
オメガ-3は熱で分解しやすいので、熱を使わないゴールドプレス抽出で製品化しているのです。
他の成分
ビタミン
葉酸の活性化や安定に必要と考えられる、ビタミンB2・ B6・B12・Cが含まれています。
ビタミンB12は4.2μg、ビタミンCは120mg配合されています。プレミンの2.8μg、100mgより多いです。ビタミンB2・ B6は配合量の記載がありません。
鉄分・カルシウム
吸収の良いヘム鉄が10mg配合されています。プレミンに匹敵する量です。
カルシウムは239mgで、他の葉酸サプリと同じくらいの量です。
スーパーフード
スーパーフードとは、一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品と定義されます。
ママオメガには3つのスーパーフードが入っています。
カムカム
ビタミンCの含有量が世界1の果実です。ポリフェノールも豊富です。
マキベリー
チリ南部のパタゴニア地方に自生しているフルーツで、ポリフェノールのひとつのアントシアニンが豊富です。アンチエイジング・抗酸化作用があると言われれています。
ゴジベリー
よく杏仁豆腐にのっている赤い実です。β-カロテンが豊富に含まれています。
ゴジベリーに入っているベタインという成分は、妊娠中は避けた方がいいという話もあるようでちょっと気になります。月経を促進する作用があるかもと言われているようです。論文などでのちゃんとしたデータは確認できませんでした。
ベタインはサイスタダンという名前で処方薬になったいます。サイスタダンは、妊娠中の禁忌薬にはなってはいません。ママオメガのベタインの含有量は記載がありませんが、処方薬の量よりはるかに少ないと思われるので、あまり心配ないと思います。
3つのスーパーフードが入っていると書きましたが、オメガ-3を抽出している亜麻仁油・オーガニックグリーンナッツオイル・チアシードオイルもスーパーフードです。
ママオメガの成分のまとめです。含有量がわかるものは記載しました。
安全性
水銀・放射性物質・残留農薬・重金属が検出されないことを確認しています。
10の無添加です。
気になる価格は
お得な定期便だと、初回2,765円、2回目以降6,885円です。6回以上の継続が条件となります。
2018年3月から定期便の継続必要回数が3回に短くなりました。4回目以降は連絡一つで休止・再開することができます。休止時は次回発送7日前までに連絡してください。
単品だと8,100円です。
プレミンやベルタ葉酸サプリよりひと月3,000円くらい高いですね。
値上げされたので、かなりの価格になってしまいました。
まとめ
ママオメガのよいところ
- 多嚢胞性卵巣症候群の体質を改善できるかもしれないオメガ-3が入っている。
- ヘム鉄10mgと鉄分が多い
- 葉酸の量が多い
ママオメガの気になるところ
- ゴジベリーに含まれているベタイン
- 含有量が記載されている成分が少ない
- 価格が高い
葉酸とオメガ-3をいっしょに取れるので便利なサプリだと思います。
ただし、必ずしも必要でない成分が多く入っているのと、価格が気になりますね。
最近、ミオイノシトールの多嚢胞性卵巣症候群の人への効果を調べた論文が多く出ています。
ミオイノシトールと葉酸が入ったサプリが「ミオール」です。
-
【ミオール】多嚢胞性卵巣症候群の人が妊娠しやすくなると多くの論文で報告されているイノシトールが入った葉酸サプリです【産婦人科医が解説】
イノシトールが入った葉酸サプリが国内メーカーから販売されました イノシトールは、多嚢胞性卵巣症候群の人の症状の「排卵しにくい」「男性ホルモンが高くなる」「糖尿病予備軍の体質」などを改善すると多くの論 ...
下のママオメガ公式サイトも参照してください。